複雑な経緯を持つ ― K1+51編成 ―

晩年は、51編成の方向幕機器が故障。常時『京葉線』表示だった。(撮影:201系中央特快 様)

 

旧 K1+51 編成 

【製 造】
昭和57(1982)年 川崎重工

【新製配置】
中野電車区(西カノ)
 

2008年5月の組換の前までは、
クハ201-36以下が「K1」「51」編成を名乗っていた。

 新 72 編成

【製 造】
昭和58(1983)年 日本車両

【新製配置】
中野電車区(西カノ)
 

編成中に試作車(900番台車)を組み込んでいた旧「72」「73」編成は、2005年に試作車のみ先に廃車となった。

その際、残った量産車を組み合わせ、新「72」編成が誕生した。

2008年5月に実施された編成組換により、旧「K1+51」編成の中間クハ(6・7号車)以外が、元「72」編成の車両と交換された。
また反対に、旧「K1+51」編成の1〜5・8〜9号車は、「72」編成へと組み込まれている。
 
これは、モハ201へ搭載されているチョッパ装置のなかでも、初期型にあたるCH1型(モハ201-79・80・81)を「10両固定(70番台)編成」へ集約(=淘汰)し、
「分割可能編成」を後期CH1B型(モハ201-213・214・215)で統一するための処置である。
 
また、6・7号車のみ交換を見合わせた理由は、72編成の6・7号車(クハ201-104・クハ200-103)に電気連結器が搭載されておらず、
分割運用へ従事できないためと思われる。

  
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